スうどん


世間でいうところの「すうどん」が「具のないうどん」であると知ったのは、中学1年生のときでした。数学の時間(時期的におそらく因数分解だと思うんですが)に先生が「すうどん」を例えにして教えてくれたんですが、「すうどん」の意味を根本から間違って覚えている私には、まるっきり理解できない話でした。まあ、その後の理数系のできなさ加減を考えれば、「すうどん」を知っていても先生の話が理解できたかどうか、怪しいところですが。
うちの実家で「すうどん」といえば、酢味噌味のうどんです。すっぱいものをこよなく愛する母が、突発的に作っては強制的に食わされました。子供の時分は酢が苦手だったので結構拷問だったんですが、大人になると妙に食べたくなる味になっていて、ひとり暮らしのころはちょこちょこ作っては食べていました。具はありものでいいけど、基本は刻み揚げと葱はほしいところ。つっても、この日は揚げはなかったので、かわりにかまぼこ。自分用だと結構酢をきつめに作るんですが、夫がいるので今日は出しを利かせて、酢は控えめに。
それにしても、「すうどん」=「酢うどん」って、うちだけなのかなぁ。