肉なし肉豆腐


冷蔵庫に食べるものがあんまりなくなってきた。残るは根菜と乾物だけ、という状態。ちょうどいろいろ掃除したい時期でもあるし、しばらくはあるものだけで作るのもいいかもしれない。なので、学生時代によく作った、なんちゃって肉豆腐を作る。
具はおおぶりに切ったネギ、油揚げ、干しシイタケ、お麩、豆腐。顆粒のだしの素に、砂糖、みりん、薄口醤油でほんのり甘い薄口仕立てにした汁でひたすら煮るだけ。でも、結構おいしいし、好きな味。
奥は何とはなしに買ってみたきくいもをずいきと一緒に出汁で煮て、梅肉ペーストをかけたもの。なんでもきくいもって、「天然のインスリン」と言われているらしく、糖尿病の人にいいらしい。私は祖母がこの病気を持っていて、母も私も若干糖が高く出る体質。それだけに興味津々で手に取ってしまった。
見た目はしょうがみたいだが、皮をむくとヤーコンそっくり。でも甘くはない。生だと結構あくが強くて、ごくごくわずかだが、龍角散みたいな風味を感じる。とりあえず煮てみたが、意外に火の通りが早く、食感は煮崩れたかぶのような感じだった。あく抜きして、炒めたほうが風味や食感は楽しめるかもしれない。もう少し残っているので、残りは炒め物にしてみよう。