にしんなす


冷凍庫で長々と眠っていたソフトにしん。どうやって食べるかなぁ…と、色々悶々と考えていたんだけど、ネットで検索して見つけた「にしんなす」という料理を作ってみることにする。
ただ、私は、この料理を全然知らなかったのですが、京都の人にはおなじみのおばんざいのようですね。おうちごとに、その家ならではの作り方や味付けがあるようなので、ざっとさらって、比較的あっさりめに仕上がるように、私なりに作ってみました。
ソフトにしん(1尾分)は解凍して、小骨を抜いた後、やや大ぶりに切り分けてから、番茶でさっと脂抜きをする。なすはへたを取って縦割りにし、半分に切ったのち、表面に隠し包丁を入れて、塩水にしばらくつけ、水気を切る。
フライパンに多めの油を引き、なすをしっかり焼きつける。鍋に一番だし400㏄をはって中火にかけ、沸騰したら、にしん、なすを加えてしばらく加熱し、あくをひく。酒大さじ1、みりん大さじ1、きび砂糖大さじ2、しょうゆ大さじ1を加えて、弱火に落とし、落としぶたをして10分ほど過熱。バットにあけて冷ましてから、冷蔵庫でキンキンに冷やす。
作っている最中、明らかに夫は「食べたくないなー」って顔をしていたので、夫好みの甘めの味付けで、卯の花も作っておきました。
が、いざ一口食べてみると、案外、おいしかったようです(にしんなんぞを煮込んだら、生臭いやろ…と思っていた模様)。いやはや、しっかり番茶で下煮しておいてよかった、小骨抜いといてよかった…ほっ。
私自身も、思ったよりもおいしく作れたので、また作ろうかなぁ、と。でも、関東だと、にしんって、おせちのシーズン以外は、あんまり見かけないのよね。